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お客様が持ってこられたベニバナ。「染めたいんだけど、どうやったらいいかわかんないから教えて欲しい」と言われ、「是非是非このワタクシメにやらせてください」とお引き受けしました。
染をやる身、藍と紅花は「お金払ってでもやっておくべき」と、以前から考えていたので、まさに渡りに舟です。
一日目は、その前日から仕込みをして黄色を染め。赤色を取り出す仕込をして。
二日目の今日はいよいよその名の「紅」を染めるのです。
本に書いてある通りにするんだけど、染めの現場で無いと分からないことが満載でした。
そしてこの一連の作業の工程を練り上げた古の職人達のド根性には、アライグマ感嘆いたしました。
確かにいつもの草木染とは趣を異とするが、さすが産業にまで発展した色素。
只者ではないのです。
そして今日の作業で、またあらためて「手仕事」というものに心強く惹かれました。
化学式など知らなかったはずの時代の人々が、経験則だけで作り上げた技法。
あなどれません。
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